VIAとは、キー配列をGUI上で設定できるアプリケーションと、それを支えるファームウェア上に実装されたプログラムおよびその間を取りもつプロトコルの総称です。
最近、VIA アプリケーションでは「V3」と呼ばれる新しいUIを利用できるようになり、こちらがVIAアプリケーションのデフォルトの挙動となりました。
VIA V3とはWebアプリケーションの新しいUIを主に指しますが、同時にキーボード本体に書き込まれているファームウェアも必要なプロトコルのバージョン(VIAプロトコルバージョン10)に対応している必要があります。
そして今回皆様のお手元に届いているMOTHWINGキーボードの初期ロットでは、ファームウェアとしてVIA V3に対応したプロトコルのバージョンに対応したファームウェアが書き込まれてはおりませんでした。
VIAアプリケーションは、大まかには、アプリケーションが接続されたキーボードを読み取り、対応する「定義ファイル」をダウンロードしてくることで、対象のキーボードがVIAアプリケーションに認識される、という仕組みで動いています。
アプリケーションは、まずWeb HID APIを用いてVIAプロトコルに対応したデバイスにアクセスすると、デバイスのVID/PIDを取得して、そのデバイスが何なのかを特定しようとします。